「アラブの春」の正体 - 重信メイ

アラブの春 重信メイ

Add: ehelag58 - Date: 2020-12-17 19:36:09 - Views: 7693 - Clicks: 1191

・バーレーンでも年2月14日に大規模なデモが起こり、経済格差の是正や王家による政治腐敗の改正を求めたものだったが、スンニ派(支配者層)vsシーア派(国民)の宗教対立のように報道された。 ・かといって、スンニ派によるシーア派への差別問題として取り上げられるのも分が悪いので、イランが反政府勢力を資金援助しているという陰謀説を流す。 ・王家一族の専横支配を終わらせようとすることが目的だったが、千人以上の逮捕者を出す「騒乱」として収束。 ・「騒乱」が長引かないよう、「湾岸協力会議(GCC)」からサウジアラビアとアラブ首長国連邦が軍事介入。名目は石油産業を守るためだったが、実態は王政打倒の動きをおさえこむため。 ・バーレーンとサウジアラビアの統合案も出て、反対運動やデモが再発。バーレーン政府が乗り気なので今後もあり得る話。統合となれば、バーレーン多数派のシーア派も、(サウジアラビアは王家も国民の多数もスンニ派なので)少数派に転じる。. ・ヨルダンは物価が高い反面、賃金が安いので、物価の上昇や失業率の悪化への不満を訴え、左派勢力によるデモが起こる。 ・ヨルダンはタイと似ていて、立憲君主制のもと、国王は国民から一定の尊敬を受けているが、王政への反対という側面からヨルダンのデモは報道されなかった。ここにまたサウジやバーレーン、カタールと同様、王政への反対運動に消極的なメディアのバイアスがかかる。 ・デモは国王がちょっとした変化を容認することで沈静化、減税や補助金の配布、公務員の給与アップ、内閣総辞職で事態収束。. 重信メイさん著 『「アラブの春」の正体 ──欧米とメディアに踊らされた民主化革命』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 実は最初、 「アラブの春」の正体 - 重信メイ 長沢栄治さんという方が書かれた、 エジプト革命―アラブ世界変動の行方 (平凡社新書) という本を読んでいたのですが、 あまりに学術的すぎて私に. ・イラク戦争後、新体制のもとでイラクでも「アラブの春」に呼応した動きがあり、雇用の増加、司法制度の改善などを求め、バグダッドで大規模なデモが行われる。 ・戦後、アメリカによって宗派対立を解決する名目で宗派ごとに権力を分配したことが、戦前にはなかった(不要な)宗派の意識を醸成。他のアラブ諸国同様、政治腐敗も進む。 ・各地でデモが繰り広げられたが、国際情勢の場ではあまり報道されず、これにはアメリカの関与が疑われる。 ・イラク戦争後のイラクは、アメリカのコントロールを離れ、いまやイランに接近している。反米のイランに有利な状況を作り出してしまったアメリカは、戦略を間違えた。 ・イラクはまた、クルド人の独立問題という火種も抱えていて、イラクのクルド人は石油が出るところに住んでいるため、彼らの独立は石油の採掘権をとられることになり、イラクには不都合。クルド人は特定の国をもたず、各国で独立運動を展開しているが、どこの国でも天然資源をおさえているので独立させるわけにいかない。. See full list on pole-pole. 重信メイシゲノブメイ 中東問題、中東メディア専門家。1973年、レバノン・ベイルート生まれ。日本赤軍のリーダー重信房子とパレスチナ人の父の娘として、無国籍のままアラブ社会で育つ。.

重信メイ 投稿日時: 年8月26日 投稿者: 牧村蓋世 のちに「アラブの春」と呼ばれる、北アフリカ・中東で起こった一連の「革命」の発端は、チュニジアの青年が図った焼身自殺だった。. ジャスミン革命を、アラブ世界で生まれ育った著者がインサイダーの視点で解説する。 酷いですね。 こういうの読むと、いわゆる陰謀論的なのって本当にあるんだと思いますね。 CIAはじめとする欧米勢力は、ひとたび外国に出るとコンプラ無視無視で無茶苦茶やってるんですよね。 ゲバラの. 重信メイは日本赤軍のリーダーだった重信房子の娘である。母は1971年に、パレスチナを拠点とする赤軍派の海外基地をつくるため、奥平剛士と偽装結婚した。その工作中に奥平はテルアビブ空港乱射テロで死亡、メイはレバノンのベイル. 僕は重信メイさんが大好きですよ(念のため) 角川書店 菊地悟.

「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)/重信 メイ(新書・選書・ブックレット:角川oneテーマ21) - 中東に訪れた「民主化」の波。. ・石油が採れる国としては最も貧しく、生活水準の向上と政府の腐敗に対して不満を表明、デモが起こる。 ・大規模な騒動に発展しなかったためにメディアではほとんど報道されなかったが、サウジがオマーン王家に資金援助し、王家が民衆の要求に応える施策を打ち出したので早期に収束。 ・サウジはオマーンの政情不安定を嫌い、オマーン王家に資金提供する一方で、アルジャジーラに圧力をかけ、デモを煽らないように要請。 ・サウジにはアラブ全域をカバーする広告代理店があり、アラブの8割の広告を扱っている。サウジは広告を引き上げるぞという脅しをかけながら、メディアをコントロールしている。 ・ちなみに、アラブのマスメディアで最も有力なのは衛星放送だが、エジプトの1つを除いては、すべてサウジ資本。サウジ政府を批判するとその放送局は放送ができなくなる。. オススメ度 ★★★☆☆ 3/5 年にチュニジアから起こったデモがアラブ諸国に大きな動きをもたらした。そ. 一般書「「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命」重信 メイのあらすじ、最新情報をkadokawa公式サイトより。中東に訪れた「民主化」の波。独裁政権崩壊という同じような状況に見えて、その内実は大きく異なる。. Amazonで重信 メイの「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)。アマゾンならポイント還元本が多数。.

・サーレハ大統領による専制政治が続いていたが、チュニジア革命に刺激を受けて、大統領の退陣要求デモが発生。 ・イエメンはアラブのなかでも貧しい国で不満も大きく、サーレハ政権を倒した民衆が求めていたのも、貧困からの脱却だった。 ・イエメンは地理学的に石油の輸出にとって重要な位置にあったため、GCC(湾岸協力会議)はイエメンの政情不安を嫌い、政治介入。サーレハに辞任を求める。 ・デモは親サーレハ派(北イエメン)と反サーレハ派(南イエメン)にわかれ、部族間の権力闘争も加わり、内戦の一歩手前まで混乱が進む。. 重信メイ 「 アラブの春」の正体 読書が好きなのですが、kindleアプリを入れたのですぐ読みたい本が読めます。 普段、いろんなジャンルの本を読むのですが、最近は以前から気になっているイスラムへの理解につながる内容のもの、中国、そして相変わらず. こんな本を読んだ~重信メイ「アラブの春の正体」(角川新書) カテゴリ: 読書日記 チュニジアやエジプトで起きた革命には共感したが、リビアの事態はまったく理解できなかった。. 重信 メイの一覧。「アラブの春」の正体欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)本ダウンロード無料pdf - 「アラブの春」の正体欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)によって 重信 メイ.

『「アラブの春」の正体』(重信メイ 角川新書)を読んで後、関連する本を読んだ。 『混迷するシリア』青山弘之 岩波書店 年 「思い込み」を揺さぶられる本であった。まず第一章が、「バッシャール・アサ. com) 年 12月初旬、わたしは『日本 アラブ 経済 フォーラム』に出席するため、北アフリカの地中海岸の都市、チュニスにいた。. Amazonで重信 メイの「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)。アマゾンならポイント還元本が多数。重信 メイ作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。.

『「アラブの春」の正体:欧米とメディアに踊らされた民主化革命』 著者:重信メイ 編集:菊地悟・タカザワケンジ 装幀:緒方修一(ラーフィン・ワークショップ) 発行者:井上伸一郎 発行所:株式会社角川書店 発売元:株式会社角川グループ. 中東に訪れたのは、本当に「春」だったのか. ・絶対君主制国家のサウジでは、王家も国民の多数もスンニ派で、マイノリティのシーア派は宗教的・経済的に差別されている。 ・サウジでも一部の貧困層がデモをおこなったり、マイノリティ住民(シーア派)への差別に対して反対運動があったり、労働条件の改善を求めるデモがあったが、ほとんど報道されていない。 ・政府の支配下にあるメディアが多く、サウジ国内でも情報統制が敷かれているのと、世界の石油市場が混乱するのを避け、欧米のメディアも国民を煽らないようにサウジの反政府活動について言及を避けている。 ・多くのサウジ国民は経済的に潤っていて、現在の暮らしに満足しているので、政治には無関心で、宗教的な戒律に窮屈さは感じつつも、消費生活を謳歌する中産階級が主流を占めている。 ・サウジではいまだに奴隷制度が残っていて、一部では土地と人(遊牧民)がセットになって売られていたり相続されていたりするが、この問題はタブーとされている。.

「アラブの春」の正体 ★★★★★ - pole_poleのブログ こちらは後半のほうの、 私的な備忘録になります。 専門的な話で、 かつ図書館で借りたため、 備忘録を残しておかないと絶対に忘れそうなので、 残しておこうかなと。. 重信メイ著 『「アラブの春」の正体 ――欧米とメディアに踊らされた民主化革命』 【本の詳細. toshi重信メイ『「アラブの春」の正体』 - heuristic ways 重信メイ『「アラブの春」の正体』 - heuristic ways チュニジアで大規模なデモやストライキが起き、政府に対する抗議運動が高揚して、ついにベン・アリー大統領の亡命を. チュニジアとエジプトリビアなど「アラブの春」の正体を知る「アラブの春」の正体欧米とメディアに踊らされた民主化革命重信メイ角川新書チュニジアのジャスミン革命から始まり、エジプトのムバラク退陣、リビアのカダフィの惨殺。日本の報道と全然違う。アルジャジーラが真っ当だと. 担当だから、という理由だけでなく本当にお薦めする1冊、『「アラブの春」の正体』。 p.

「アラブの春」の正体 : 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 / 重信メイ 著 フォーマット: 図書 タイトルのヨミ: 「アラブ ノ ハル」ノ ショウタイ : オウベイ ト メディア ニ オドラサレタ ミンシュカ カクメイ 言語: 日本語 出版情報:. ・無許可での露天商をしてたムハンマド・ブーアズィーズィーが市の検査官にとがめられ、商売道具一式を没収される ・逮捕した女性検査官が彼を平手打ちしたことも大きな屈辱に ・ブーアズィーズィーは、焼身自殺で抗議し、これがネットで広がる ・チュニジア革命の原因には、生活レベルの不満、政府高官や公務員の腐敗、政府の外交(パレスチナ問題への対応が不十分)に対する不満があったが、前ベン・アリー政権には、政教分離・女性の権利を認める進歩的な部分もあった ・革命を起こした勢力の中心は、左派およびリベラル派の若者だったが、革命が起こったあとの主役はムスリム同胞団(イスラム原理主義)の右派. 重信メイの後見人は、玄洋社の総帥だった頭山満の孫で、玄洋社の流れを汲む呉竹会会長の頭山興助である。 これは、重信房子の父・ 重信末夫 が 血盟団 の元メンバーで、 五・一五事件 に連座した頭山満の3男・ 頭山秀三 とも関わりがあったことから.

「アラブの春」の正体/重信メイ よくアメリカがいまのイラクのほうがいいでしょう? と発言するのですが、ヌーリー・アル=マーリキー首相はそれに応えて面白い発言をしています。. 「アラブの春」の正体 著者:重信メイ 出版社:角川oneテーマ21 発売日:年10月著者は、パレスチナ人の父を持ち、無国籍のままアラブで育った方です。. ・チュニジアと同タイミング・同じ革命ととらえられがちだが、実態は少し違う。 ・エジプトでは以前からストライキや民衆蜂起はよく起こっており、そのたびに押さえつけられていたが、チュニジア革命が追い風となり、大規模なデモに発展。 ・ムバラク大統領の専横と不正選挙、労働条件への不満、政府高官やその一族の腐敗、中東外交路線への反対、対イスラエル政策の不満 ・アメリカはムバラクを見限り、副大統領のスレイマンを盛り立てて親米路線を画策していたが、スレイマンは立候補できず、イスラム同胞団系のムルシ大統領が政権につく ・エジプトの経済は軍が牛耳っていて、アメリカから受けている経済援助の大半は軍に流れている。軍が企業に投資し、軍が金融機構を持ち、軍が鉄道などのインフラをおさえている。 ・一月二十五日の革命で、大規模ストライキとデモが発生し、長引いたことで、軍はムバラク政権を見放し、民衆側につく。 ・ムスリム同胞団とは一つの組織ではなく、一種のムーブメント(運動体)であり、ムスリム同胞団を名乗る条件として、イスラム教をもとにしていること、スンニ派の宗教指導者がつくったドクトリン(教理)に基づいて行動することが挙げられる。 ・ムスリム同胞団以上に保守的な思想を持っているのがサラフィで、イスラム原理主義者の一派。 ・ムスリム同胞団は、イスラエルを非難することで支持者を増やしているが、行動は起こさない。アメリカ・イスラエルと敵対することで世界から孤立することを恐れている。イスラム原理主義者が選挙に勝っても、エジプトとイスラエルの間に緊張関係は生まれない。(だからいまやアメリカも見放している). 重信メイ 「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 角川oneテーマ21 : 重信メイ | HMV&BOOKS online本サイトはJavaScriptを有効にしてご覧ください。.

『 「アラブの春」の正体』著者・重信メイ特別インタビュー 「アラブの春」の現在. 14 「アラブの春」の正体 ー欧米とメディアに踊らされた民主化革命(重信メイ:著). 「アラブの春」の正体 - 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 - 重信メイ - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!みんなのレビュー・感想も満載。. "「「アラブの春」の正体」重信メイ" の続きを読む. 中東情勢を語る上では欠かすことのできないイスラエルとパレスチナ問題。一連の民主化革命はどのような具体的影響を及ぼしたのか。 全4回連載の今回第3回では、難民問題を含む具体的影響と今後の見通しについて訊いた。(取材・タカザワケンジ). ・ガタフィを無慈悲な独裁者として欧米メディアは弾劾し、ここでおきた反体制運動を「革命」と称していたが、もともとは古くからこの地にあった西(ガタフィ)と東の権力闘争が起因している。 ・「アラブの春」に刺激されて、東側で政権挽回のためのデモが起こり、NATOなどの外国勢力を巻き込んで内戦に発展。 ・政府軍が民間住宅地を空爆し千人もの犠牲者が出たというアルジャジーラのニュースがNATOの軍事介入を決定づけたが、のちに誤報だということが判明している。 ・リビアは石油やガスなどの天然資源が豊富で、潤沢な資金があったので、反核・反原発運動や金銭的な支援を世界各地でおこなっており、国内的にも世界で類を見ないほどの福祉国家。経済面は充実していたものの、長期政権の腐敗や物質的な満足度は低かったことが国民の不満としてはあった。 ・ガタフィはアラブナショナリズムとイスラム教に基づく社会主義を政治の根幹に置いていたが(イスラム社会主義)、アラブ諸国の親米化でアラブナショナリズムを諦め、脱アラブ・「アフリカ合衆国」構想を打ち立てる。中国との接近(中国資本の受け入れ)、アフリカ連合(AU)での金本位制を基軸とした地域通貨を提唱していたことが、アフリカの利権を狙っていた欧米から危険視されることに。 ・反政府国民評議会がガタフィ政権打倒のために武装できたのは、ガタフィが個人名義ではなく国の名義でもっていた海外の口座をすぐに凍結し、そこにあった国債やリビアの国の資金を使って、欧米やカタール、バーレーンといった外国勢力から武器を得ることができたから。 ・カタールが資金提供しているアルジャジーラは、アジェンダ・セッティング(議題設定効果)により、スポンサーに都合の良い偏った報道をするようになっている。カタールはロシアと並ぶ天然ガス産出国で、ロシアと結託して世界の天然ガス市場をコントロールしようと目論んでいたため、ガタフィ率いるリビアに対し、武器・お金・メディアで反政府軍に協力。. 「アラブの春」の正体 : 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 重信メイ 著 (角川oneテーマ21, C-231) 角川書店, 角川グループパブリッシング (発売),. 重信メイ著 「『アラブの春』の正体 ~欧米とメディアに踊らされた民主化革命~」 その3 日刊ベリタ 年10月14日22時08分掲載 無料記事 印刷用.

一般書「「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命」重信 メイのあらすじ、最新情報をkadokawa公式. 概要を表示 「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化 革命 (角川oneテーマ21) 重信メイ・著 (Amazon. 【無料試し読みあり】「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命(重信メイ):角川oneテーマ21)中東に訪れた「民主化」の波。独裁政権崩壊という同じような状況に見えて、その内実は大きく異なる。なぜNATO軍はリビアにのみ軍事介入したのか?天然資源取引における基軸.

重信メイさんの著書には ・『秘密 パレスチナから桜の国へ 母と私の28年』 ・『中東のゲットーから (That’s Japan)』 ・『「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた 民主化革命』 があり、その頭脳は平和の為に 貢献していると思われる。.

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